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5万人の女性が、大統領を動かした!

伊東英朗、20年の取材による渾身のドキュメンタリー『サイレント・フォールアウト アメリカ核実験を止めた女性たちとその真実』子どもの乳歯を集めて、被ばくの実態を測ろう!」(税込価格2,200円)

1960年代、全米の女性たちの勇気ある行動が当時のケネディ大統領を動かし、
核実験廃止まで取り付けた。しかし、その後も不都合な真実は続く――
20年にわたって核実験による被ばく問題を追及してきた映画監督の最新刊。加藤登紀子氏推薦!

アメリカ大陸の放射線汚染の実態に迫ったドキュメンタリー映画「サイレントフォールアウト」は、戦後80年、今も続く核被ばくとの闘いを描く。ギャラクシー賞大賞など受賞、注目の日本人映画監督による克明な記録。
舞台は1960年代アメリカ。放射能汚染はネバダ核実験場から北米大陸に広がり、風下地域では羊が大量死し、人体への被害も出る中、アメリカ政府は真実をひた隠しにしていた。
「自分たちの手で放射能汚染を調べなければ、子どもたちの命は守れない」と、立ち上がったのはセントルイスに住む女性たち。科学者と市民たちが"共闘"し、子どもたちの乳歯を集め、実態を解明。ついに事実をつきとめ伝説の大統領、ジョン・F・ケネディを動かした――。
徹底した現地取材で30人の証言、4000ページに及ぶ文書に基づき、核大陸アメリカの実態を暴く映画「サイレント・フォールアウト」。日本やアメリカの主要都市ですでに100か所を超えて上映されている注目の映画が、待望の書籍化。ドキュメンタリー映画監督・テレビディレクター伊東英朗が20年にわたる独自取材で追及し続ける、"核"にまつわる不都合な真実。

■『サイレント・フォールアウト  アメリカ核実験を止めた女性たちとその真実』

目次

プロローグ “おんちゃんたち”の無念を晴らしたい

第1章 風下住民(ダウンウィンダー)の苦悩
ダック・アンド・カバー/医療費は全部自分で支払う
放射線被曝補償法が失効/ダウンウィンダーたちの訴え
家族を失った悲しみが〝怒り〟に変わる時/地平線に隠れた炎の塊
隠蔽された事実を掘り起こす

第2章 グラウンド・ゼロ
カジノの街で行われた核実験ツーリズム/「我は死なり、世界の破壊者なり」
50年代の核実験と永遠につながる/ 共和党政権下で研究が中止に
キノコ雲は気流に乗って全米中に流れる

第3章 「乳歯」が起こした奇跡
60年ぶりの邂逅/ セントルイスで起きた騒動
科学者と市民の〝共闘〟が始まった/並外れた仕事をしたルイーズ・ライス
歯を失って記念のバッジをもらいましょう/病の原因は〝不摂生〟で片付けられる不条理

第4章 サイレント・ヒーロー
伝説の大統領を動かした母親たち/ルイーズの論文を読んだ大統領からの直電
現在の意思決定をより良いものにするために過去から学ぶ
積極的に行動を起こす女性たち

第5章 サイレント・フォールアウト
現代のミツバチからの警告/核実験の犠牲となった「第七幸鵬丸」
アトミック・ソルジャー/次世代に引き継がれる〝核〟の被害
愛する人のために

第6章 アメリカでまだ続く「不都合な真実」
千里の道も一歩から/ 珊瑚礁の美しい島が人の住めない島に
「原子力平和利用」を被爆国日本に売り込むトリック/ウラン採掘の廃棄物と隣り合わせの生活8月6日抗議集会に参加/森の中に潜む1000発の核弾頭

第7章 私たちはみんなヒバクシャ
未来を生きる子どもたちのために/私たちはみんなヒバクシャ
〝痛み〟に寄り添い続ける/すべての核被害者とともに

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